ささくれ塾

冒険に憧れる都会好き。世の中にささくれた事や、好きな音楽や食べ物の事を書くブログ

ライブハウスってのはきれいごとで成り立ってるんだよ(The Hiatus 細美武士)を再考する

 The Hiatus(元Ellegarden)のvo 細美武士のこれらの言葉を知っているだろうか。

ライブハウスってのはきれいごとで成り立ってるんだよ!理想とか夢ばっかり話してる奴しか入っちゃいけないんだよ。ここにはだから嘘みたいな話だけど、お前らの周りにいる奴一人、知らない奴一人でもいいから次こうやってライブで会うまで幸せでありますようにってこの曲を歌って下さい!

俺は今日、アンタの為に唄う。 ロックに世界を変える力はない。 でもロックが一人一人の人間の心に起こすうねり、そのパワーは計りしれない。 俺はその力を信じて生きる。

昨日、BABYMETALを聴きはじめたきっかけについて書いた。その影響もあって夢や理想を表現するエンターテイメントについて再考したいと思った。

なんとなく、年を重ねる毎に、いや若い頃からか..現実を見よを叩き込まれるが、残念ながら感動を与えてくれる多くは音楽や、映画、小説または現実をドキュメンタリー化したものが多く、はたまたそれが好きなのだ。

ではなぜ現実を見よと言われてきたのか..絶対的な理由に生活(お金)の問題がある、夢や理想に自分を重ねるだけでは多くの人は生活できないのである。さらに運良くそこに辿り着いたとしても、自分の理想とかけ離れた場所だったって事もある。しかし、これらの事は、夢と理想を追うだけでは生活出来ないという事が理解出来れば、それで十分ではなかろうか..理想を持つ事を否定するには不十分だ。

現実を見るとはなんだろうか、食う寝る着る住むを与えてくれる、最も近く実現可能な道筋の事を意味するのだろうか。そうだとしたら、ほとんどの場合、すでにある世の中の上に腰を据えるという選択になる。それは今、現実にないものを想像する行為とは真逆の指針となるのだが、それはそれで必要な事である。

社会人としていくつもの企業と関ってきて、なんと感じる事は、「食う寝る着る住む」が安定的に与えられるのは、現実のバランスが安定している状態の上にいる時であり、そのバランスは力によって支えられているという事だ。

 

さて、書きたかった事は、力によって支えられたバランスと夢や理想の表現世界が世の中にはあり、自分のアイデンティティや哲学が常にそれらと干渉しているという事。

そして、その中で必要な物を選択したり、何かを欲したりしている。冷静に客観的にそれらをイメージする事が自分の本質的なパラダイムを知る為に必要な事だと思う。