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ささくれ塾

冒険に憧れる都会好き。世の中にささくれた事や、好きな音楽や食べ物の事を書くブログ

ダライ・ラマ法王が訪日して紅茶花伝飲んでるぞ

考えて見た 伝えるべき事

 こんにちは、ささくれです。今日は暖かいので高円寺のオープンカフェでこれを書いています。ここは人も多すぎず休日過ごすには良い場所です。

 

さて、ダライ・ラマ14世が外遊で日本を訪れたという記事を見かけました。

内容は、以下の写真の通り訪日の際は紅茶花伝ロイアルミルクティーを好んで飲むというほのぼのしたもの。ご満悦ですな...

 

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高野山にご到着 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

 

さて、こんな明るい猊下ですが20代半ばで、中国のチベット侵略によりインドへ亡命するなど波乱の人生を歩んでおり、現在も自治権回復に向けて精力的に国際社会に訴える活動を行なっています。

そんな中で、特に話題になっている後継者問題と中国に対する見方についていくつか抜粋しました。実際、チベットに対してひどい弾圧が行われた歴史などはここでは述べません。

 

中国政府について

 今年行われたNHKのインタビューです、意外な事に引退した中国の高官などお忍びて対話に来ているんですね。中国政府の複雑さと、法王の影響力の強さがわかります。そして、そのような対話に希望を持っていらっしゃる事に不屈の精神が伺えます。

ダライ・ラマ14世
「現在の中国には汚職がまん延しています。
果敢に汚職に立ち向かっていると思いますが、社会全体を考えると、道徳的な概念が欠けています。
私の所には中国政府の引退した高官や実業家、仏教徒なども話を聞きに訪れます。
中国人、特に仏教徒や知識人たちは何らかの対話がしたいのです。
中国人の中にもそうしたことを強く望んでいる人たちがいるのです。
ですから、今後どうなるかは様子をみましょう。
私はもうすぐ81歳になりますが、まだまだ元気です。
だからあと10年、いや20年は待てますよ。」 

www.nhk.or.jp

 

中国政府については「世界に大きく貢献できると思うが、現在の政治システムを維持する限り可能でない」と指摘。その上で「チベット人が持つ不屈の精神は変わっていない。国際社会がチベット問題に関心を寄せてくれることは、私たちが希望を持てるサインだ」と述べた。

www.sankei.com

 

ダライ・ラマ制度について

輪廻転生で選ばれるダライ・ラマですが、こちらについては自分の代で廃止したいおっしゃったり、もし続いても中国統治下のチベット国外から生まれると述べられています。いずれにせよ、チベット国民が望むのであれば、転生し残した仕事を続けるとのご覚悟のようです。

ライ・ラマが語る「ダライ・ラマ制度の未来」

もし、チベットの人々がダライ・ラマの転生者が必要であるなら、私の転生者は、中国支配下のチベット国内ではなく、平和な世界のどこかの国に生まれると断言する。それは、前生がやり残した仕事を引継ぎ成就するために転生者は生まれ変わるとチベット人が信じているからである。前生がやり残した仕事を邪魔したり破壊したりするために生まれ変わる転生者はいない。もし、転生者がやり残した仕事を継承できない国に生まれたら、転生者として生まれ変わる意味がない。つまり、私の転生者を必要とするかどうかを最終判断する権利は、チベット国民にある

www.tibethouse.jp

 

私の後継者問題、つまり輪廻転生は極めて精神的なもので、私の後継者がどこで生まれるのかも“私の問題”です。私に後継者を選ぶ権利がある。私以外のだれにもこの権利はない。もちろん中国共産党にもです。

第一、彼らは宗教を信じないのだから、輪廻転生も信じないだろう。もし、彼らが宗教を受け入れ、生まれ変わりも信じるのなら、論理的には、毛沢東や鄧小平の生まれ変わりを探すべきだ。私の生まれ変わりを彼らが探すのはナンセンスでしょう(笑)。

www.news-postseven.com

  

以下は亡命に関する概略です。

ダライ=ラマ14世
チベット仏教の最高指導者。1959年のチベットの反乱でインドに亡命。現在も亡命生活を送りながらチベットの自治を要求する運動を続けている。

 (19)50年から親政をおこなったが、成立した中華人民共和国清朝時代に次いでチベット領有を表明して東チベットを占領した。51年にダライ=ラマは中国への併合を承認する協定に調印しチベットは中国領となった。しかし反発したチベット人は59年、中国軍と衝突し「チベット反乱」が始まった。
 ダライ=ラマは周囲の勧めでインドに亡命、翌60年にインドのダラムサラチベット亡命政権を樹立した。インド首相のネルーはダライ=ラマ14世の支持を表明し、中国を批判したため、平和五原則を掲げていたインドと中国の関係が悪化し、1962年には中印国境紛争にエスカレートする。
 それ以後、ダライ=ラマ14世はチベットの独立を国際社会に訴えながら、なおも宗教指導者としてもチベット人の崇拝を受けている。1989年にはノーベル平和賞を受賞したが、チベットへの帰還のめどは立っておらず、現在も亡命の身である。

ダライ=ラマ14世

 

私の感想ですが、法王は非常に冷静にチベットに残された国民のことを考えながら、どうすることが未来に望ましいのか考えてらっしゃるように思いました。何年も先の事を考えて希望を失わず国際社会に訴えかける姿は、まさに最高指導者としてのあるべき姿だと感銘を受けます。