「恋愛はコスト」に対抗できるのは運命と生き死にのロマンスだけだ思う
だな。で、今回も終わってしまいそうなタイトルですが、少しおつきあいくださいませ。
さて、なぜ今回のテーマを書こうと思ったかというと、11/24のクローズアップ現代のタイトルが「恋人いらないってホント? 出現!いきなり結婚族」 というタイトルで放送され、内容がネットで話題になっていたから。
若い世代の間で、恋愛はプロセスが無駄、お金もかかるしコストだ。
しかし、生活の不安が消えるなら、子供が欲しいから、という理由で結婚はしたい
という意見が増えてる様子。
ふむむ...かなり恋愛経験を積んで、異性の求めるものがわかっていれば、上手くいくかもしれないが、全く恋愛経験なく社会的な自由が与えられている状況で、果たしてそれが成立するのだろうか...
魅力的な異性からの誘惑があれば一瞬で崩壊してしまいそうだが..
まあ、それはさておき、恋愛がコストでパターン化しているというのは理解できるし共感する。そして世代間の格差が拡がり経済的な希望が薄い今の世の中だと、まず自分の安定を求めるのは当然だ。元来、結婚制度とはそのようなものだ..と言ってしまえばそれまでだが、何か腑に落ちない。
腑に落ちないのはいつものことだが、もう少し続けよう
本来、我々は経済的な安定だけでなくロマンスを求めているはずだ。
そして、それは物理的な快楽ではなく、美しさや尊さという価値である。
大ヒット中の「君の名は。」を考えてもらえばイメージしやすいと思う。
「強い運命」とか「生き死にをかけたロマンス」の物語の主人公になればこの経済主導の恋愛観から抜け出せるのかもしれない。
実際、日常生活でそんなにリスクは取れないし、その状況に出会うのは難しいのだけれどね..